深刻なセキュリティバグの約7割がメモリに由来――Chromiumプロジェクトの調査

■記事引用
深刻なセキュリティバグの約7割がメモリに由来――Chromiumプロジェクトの調査
https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/2006/22/news041.html

Chromiumプロジェクトは、オープンソースWebブラウザ「Chromium」のStable(安定版)チャネルに
2015年以来影響した深刻なセキュリティバグのうち70%程度が、メモリ安全性の問題だったことを明らかにした。

こうしたメモリ安全性のバグの半分強は、解放済みメモリ使用(use-after-free)に関連していた。

これらのバグは、ユーザーのセキュリティを危険にさらすだけでなく、「Google Chrome」のリリースコストにも影響を与えている。

Google Chromeの元になっている、「Chromium」ですが、ここ数年のセキュリティのバグがメモリに関わる部分であったようです。
Chromiumの開発は、長年サンドボックスで実行することにより、ホストマシンが乗っ取られるのを防いできていましたが、
サンドボックス化とサイト隔離が限界に到達しつつあると認識されています。
Chromiumプロジェクトとして、サンドボックスを強化したところで、攻撃者も手段を増やしつつあると考えており、
今後はカスタムC++ライブラリの利用や、安全な言語を使用する方向でメモリのセキュリティの問題の改善を進めていくようです。

Edgeのベースにもなりつつあるので、今後の改善の方向性には期待を持てます。

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