PhoneGap開発終了と今後のApache Cordovaについて
先日、米Adobe社(以下、Adobe)より「PhoneGap」および
https://press.monaca.io/takuya/5562
「PhoneGap Build」について、2020年10月1日に開発及びサービス提供を終了するとの発表がありました。
PhoneGapは、Cordovaの商用ディストリビューションの一つであり、
2011年にAdobeが、PhoneGapを開発するNitobi社を買収したことから始まりました。
また、Adobeは、PhoneGapコードをApache Foundationへ寄贈し、
OSSとして Apache Cordovaがスタート。AdobeによるOSS化により、多くの企業がCordova開発に参加ができるようになりました。
クロスプラットフォームアプリの制作ツールである
AdobeのPhoneGapですが2020年12月で開発終了になったようです。
スマホが出始めの頃はWebViewで動作するPhoneGapと
最近あまり聞かなくなったTitaniumMobileのような非webview依存のものが
シェアを分け合っていたように思います。
今ではReactNativeやFlutterなどのシェアが高まっており
実績としてもAirbnbやUberEatsなどの大手の事例があり
利用実績が伸び悩んでいたのではないかと思われます。
AdobeはPhoneGapを買収で手に入れたところから
スタートしているのですが、MacromediaFlashも終了しましたし、
AdobeFlexも終了するなど、開発フレームワーク系はほとんどを開発終了としており
開発フレームワーク作って1社で囲うというのはAppleくらいの影響力がないと
なかなかシェアが伸びずにうまくいかないという感じがします。