CCCのT会員規約の改訂
CCCのT会員規約の改訂は違法?担当弁護士が明かす顧客データの活用スキーム
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/05117/
TSUTAYAを運営していることでおなじみのCCCが4月から規約改定するそうです。
https://www.ccc.co.jp/news/2020/20200115_001989.html
その中身について一部で問題があるのでは?との声があがっているようで
CCC側からの反論が日経に出ています。
メーカーA社からCCCへデータを提供する事例が掲示されていますが
記事の中では他社がCCCに対して、CCCがT会員のサービス利用時に収集する顧客データの分析業務を「委託」する。
そのうえでCCCと他社は互いにT会員である顧客データを「第三者提供」する。
となっており、適法かもしれないが、かなり分かりにくくギリギリではないかと感じます。
(Tカード会員データを抽出する部分は誰が主体の作業者になるのか明確でなく、ぼやかしてある印象がある)
また、A社がCCCにT会員である顧客データを第三者提供することについての同意は
「CCCが取得している」(板倉弁護士)という整理ということだが、
A社からCCCへ第三者提供するのに、CCCが同意取得するというのは
やはり感覚的にねじれているように思われますし、
A社およびCCCが利用者に対して個人情報の利用目的の理解が浸透するように努力しているのか
昨今の流れに沿っているのか疑問な部分ではあります。
またデータ提供したA社も下手すると管理義務違反を突っ込まれる懸念があるのではと感じます。
さらにCCCグループ会社間での個人情報の取り扱いを「第三者提供」から「共同利用」に変更するそうです。
既にオプトアウトで第三者提供を拒否している方も今後は共同利用に変更されるということで
不利益の伴う変更であるように見えますが・・・・
FacebookやGoogleがEUなどで個人情報関係で苦しんでいる中、
日本はなんというかガラパゴス感が凄いですね・・・・