「arrows」「らくらくスマートフォン」のFCNTが民事再生を申請
「arrows」「らくらくスマートフォン」のFCNTが民事再生を申請 販売やサポートに影響が出る可能性
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2305/30/news191.html
旧富士通コネクテッドテクノロジーズのFCNTが民事再生を申請とのことで記事をシェアします。
FCNTは国内ではシェア10%程度とみられ、250万台程度の出荷台数と思われますが
ローエンドからミッドレンジの端末中心でもともと採算が非常に厳しかったと思われるところに、
円安などが加わり、立ち行かなくなったのかなと思われます。
サポートなども止まるようで厳しい状況のようですね。
国内勢では京セラも個人向けは撤退をアナウンスしており、
ソニーを残すのみとなりました。(シャープは台湾のホンハイの配下)
日本はキャリアが結構強いので、キャリアの要望でカスタムしたモデルを作りがちですが
どっちかというとキャリアの要望を聞いて色々やってきたタイプのメーカーほど撤退の印象があり、
そうでなかったメーカーが生き残るのはなかなか皮肉な感じがします。
ソニーはフラッグシップの新型Experiaが20万円~とかなり強気の価格設定で、
イメージセンサーでのシェアと研究開発が強い点を活かしており、
やはり唯一性がないと数量勝負になってしまうという現実を感じます。
ただし、ソニーは年間の出荷台数が400万台程度で
ワールドワイドではサムスン(2億6090万台)、アップル(2億2640万台)、シャオミ(1億5310万台)など
文字通り桁違いの状況ですので今後もなかなか厳しいことは間違いないと思われます。