セブン銀行ATM、顔認証で手ぶら入出金できる「FACE CASH」
セブン銀行は、全国のセブン銀行のATMで顔認証で現金の入出金・残高照会ができるサービス「FACE CASH」の提供を開始したそうです。
FACE CASHのコンセプトは「手軽で・簡単」「安心・安全」「新しい金融体験」とし、
従来のキャッシュカード型、スマートフォン取引よりも高セキュリティで手軽としています。
事前に顔登録さえ済ませてしまえば、キャッシュカードやスマートフォンが手元になくても
登録した本人のみで現金の入出金・残高照会ができるところが特徴です。
顔認証技術にはNECと共同開発した「Bio-IDiom」を搭載していて、米国国立標準技術研究所(NIST)のベンチマークテストで
高評価を得た技術を用いているそうです。
写真やお面、タブレット端末によるなりすましでの現金引き出しを防ぐため、ランダムに指示された顔の動作を
行なうことで認証するといった対策も実装済みです。
さらに、24時間365日稼働の有人監視センターを活用し、不正の兆候が見つかり次第、即座に通報され、
架電、ATM休止、警備員が出動するといった対応がとられるそうです。
引き落としまでにかかる時間は通常のキャッシュカードが約40秒、FACE CASHは約1分かかるとして、今後は認証時間の高速化・改善も検討しているそうです。
認証精度については、加齢により顔付きが変わった場合でも認証できるとしているが、精度が落ちた場合については顔の再登録が可能です。
また、メガネの種類などを変えても問題なく認証できるとしています。
キャッシュカードやスマートフォン無しで、ATM操作ができるのは利便性はもちろんのこと、
キャッシュカード紛失時の対応や、暗証番号漏洩忘却の危険性を鑑みるとセキュリティの観点からも
メリットがありそうです。
最近ソリッドのPJルーム入室もカードから静脈に変わったことで、利便性及びカード紛失リスク低減を
感じている人も多いのではないでしょうか。
一方で、不正防止のために、ランダムに支持された顔の動作を行う必要があったり、
引き落とし前に20秒追加で必要なことから、顔認証の方が利便性が高いとは一概に言えない状況です。
とはいえ不正が発生すると仕組みそのものの存続が厳しいので対策は必須だとも思います。
不正が発覚した時の返金対応プロセスの確立も必要になりそうです。
セブン銀行が成功事例を出せば、メガバンクのATMなども対応するのか、しないのかも
気になるところです。
<元記事>
セブン銀行ATM、顔認証で手ぶら入出金できる「FACE CASH」
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1660960.html