しまむらのネット通販、店舗受取は約9割。店頭で他の商品購入する比率は44%で客単価は1.5倍
しまむらのネット通販、店舗受取は約9割。店頭で他の商品購入する比率は44%で客単価は1.5倍
https://netshop.impress.co.jp/node/11307
しまむらのネット通販事業についての記事をシェアします。
衣料品を扱うしまむらですが、商品単価が低いのでそもそもECは成立するのか?と
個人的にはやや懐疑的な見方もあったのですが、
どうも結果を見ると今のところ好調に推移してそうです。
EC事業の売上高は前期比46.4%増の41億円とのことで年商約6000億に対するEC化率は
まだまだ低い状況ですが、会員数も300万人を超えて来年も順調に伸長しそうです。
記事の中で特に注目すべきと感じる部分が、サプライヤーが埼玉県の東松山商品センターに商品を納品後にECセンターで検収するとあり、
サプライヤーの納品時点でECを意識した物流体制になっていることが、ひとつのポイントかと思われます。
またボリュームによっては店舗に直接納品するルート、商品センター(物流拠点的なもの)へ納品するもの
などいくつかパターンがありそうでサプライヤーを巻き込んだ物流オペレーションでコスト管理を実施しているようです。
(IRを見ると期ごとに新しい試みが追加されており、試行錯誤している段階とも思われる)
参考:https://www.shimamura.gr.jp/assets-c/uploads/70_03_setsumei2_1.pdf
参考:https://www.shimamura.gr.jp/assets-c/uploads/70_04_setsumeianalyst2_2.pdf
また、店舗によっては展示が行いにくいオケージョン商品(冠婚葬祭やひな人形等)を
ECで積極的に推していくことで店舗を拡張しようという試みも進めているようで、
この辺で単価を取りに行っているのかなと思います。
SNSの会員数も非常に伸びており、ベンチマークのひとつとしてチェックしておきたい企業と感じます。