「2038年問題」への対応進むLinux

■記事引用
「2038年問題」への対応進むLinux – ZDNet Japan 
https://japan.zdnet.com/article/35149495/ 

2038年1月19日(火)の協定世界時(UTC)午前3時14分8秒に世界は終焉(しゅうえん)を迎える。
と言ってもこれは「ヨハネの黙示録」に記されているような意味合いのものではない。この時点から、Linuxや旧版の「macOS」といった、
32ビット版のUNIXベースのOSが使用している時刻の保存領域が桁あふれを起こす結果、負の数値を刻み始めるのだ。これは良いことではない。
こういったOSが稼働している32ビットコンピューターは誤動作するだろう。だが幸いなことに、Linuxの開発者らは既に準備を整えている。
この問題は、UNIXにおける時刻の計数方法に端を発している。
UNIXとその親戚筋にあたるOS、つまりLinuxやmacOS、その他のPOSIX互換OSの日付は、エポックと呼ばれる1970年1月1日00時00分00秒UTCから開始されている。UNIXファミリーはそのエポックからの経過秒数を測定している。

ここまでは何の問題もない。しかしUNIXファミリーは、32ビットのOSから始まったという歴史があり、その関係からか時刻を単精度符号付き32ビット整数として保存するようになっていた。これでも非常に大きな秒数まで保存できるのだが、2000年におけるY2K問題と同様、十分ではなかった。

Linuxが2038年1月19日の午前3時14分8秒を過ぎると、使用していない時刻の領域が桁あふれを起こし、 誤動作を起こす可能性があるようですが、既にLinuxの開発者は準備を整えているようです。

ただ、今回問題になっているLinuxの32bit版のOSのため、コンピュータのOSは大半が64bitであることからあまり関係がないように思われがちですが、IoTデバイスではLinuxの32bit版が使用されている事が多く、2038年以降も稼働する可能性が高いと指摘されていますが、 近日中にこの修正を含んだ修正版のリリースがされるとのことです。

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