Linuxでも「ブラックリスト」「スレーブ」などの用語を変更へ
Linus Torvalds氏は米国時間7月10日、
https://japan.zdnet.com/article/35156658/
Linuxのカーネルコードやドキュメントでの新しい、
よりインクルーシブ(包括的)な用語の使用を承認した。
Linux開発者らは今後、master/slave(マスター/スレーブ)や
blacklist/whitelist(ブラックリスト/ホワイトリスト)の代わりに新たな用語を使用するよう求められる。
Black lives matterのムーブメントを受けて
これまでにTwitter、GitHub、Microsoft、LinkedIn、Ansible、Splunk、Android、Go、
MySQL、PHPUnit、OpenZFS、Rust、JP Morganなどが、用語の変更を検討する動きをみせているそうで
記事ではLinuxを取り上げましたが、いずれも主にアメリカ企業を中心に差別的な用語を利用しないようにする動きが
活発になっているみたいです。
具体的な例としては、
master/slaveの代替としてprimary/secondary
blacklist/whitelistの代替としてdenylist/allowlist
のようなものが例にあげられています。
特にblack,white関連はブラックボックステスト、ホワイトボックステストなど
IPAの試験などでも普通に出てくるような用語も利用しない方がよいかもしれません。
今後のコードレビューの際には気を付けていきたいポイントになりそうです。