グーグルによるFitbit買収が、「ウェアラブルの未来」を左右する

■記事引用
グーグルによるFitbit買収が、「ウェアラブルの未来」を左右する
https://www.sankei.com/wired/news/191208/wir1912080001-n1.html

グーグルがFitbitの買収を発表した。一時は何社もの企業が次々に新しいデバイスを投入してきたウェアラブル市場は、
いまではひと握りの大手企業によって寡占されている。
今回の買収によって、ウェアラブル分野の未来はグーグルのような大手企業にますます左右されるようになるのだろうか?
(中略)
そしてフィットビットは、世界最大のソフトウェア企業のひとつに買収されることになった。
11月1日(米国時間)に発表されたグーグルによるとフィットビット買収の目的は、「最高のAI、ソフトウェアおよびハードウェア」を集結させることで、「ウェアラブルのイノベイションに拍車をかけ、世界中のより多くの人に役立つ製品をつくる」ためだという。

○参考記事
グーグルが日本の家庭へ浸透めざす「アンビエント・コンピューティング」は成功するか|BUSINESS INSIDER
https://www.businessinsider.jp/post-202907

Googleがフィットネスのウェアラブル端末を提供するFitbitを買収し、
「最高のAI、ソフトウェアおよびハードウェア」を集結させることで、
「ウェアラブルのイノベイションに拍車をかけ、世界中のより多くの人に役立つ製品をつくる」という方針を打ち出しています。

今回の買収で注目するのは、Googleの「アンビエントコンピューティング」のビジョンに向けて足りないものを補強したという点です。

「アンビエントコンピューティング」とは、
“さまざまな技術の組み合わせと進化だ。すなわち、音声インタフェース、エアジェスチャーインタフェース、
音声認識、IoT、クラウドコンピューティング、ウエアラブルコンピューティング、クオンティファイドセルフ(QS)、拡張現実(AR)、ハプティクス、そして何より、AIと機械学習である。”(時代はアンビエントコンピューティングへ(後) https://project.nikkeibp.co.jp/idg/atcl/idg/17/011100201/011100002/より引用 )

ちょうど一年前くらいからこの考え方が提唱をされ始めており、「ひとりが使うひとつのデバイス」ではなく、家族みんなが使うものと
なっていき、相互にIoT機器が連動をしていくことを重要にしています。

声の情報だけでなく、ドアを開けたり、部屋を移動するといった、「どこでなにをしようとしているか」といった情報を持つことになります。そうした観点で、センシティブな個人情報を有する端末の情報をどのように利用していくのか警戒をアメリカの司法省も示し、調査をかけようとしていたほどです。

便利になっていく反面、様々なことがどんどんデータという形で見える化されることによる、プライバシーな情報が生まれるということをユーザー側も意識することが求められそうです。

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