楽天モバイル、宇宙に携帯基地局 日本全土をエリア化する「スペースモバイル計画」22年開始めざす
楽天モバイル、宇宙に携帯基地局 日本全土をエリア化する「スペースモバイル計画」22年開始めざす
https://japanese.engadget.com/rakuten-mobile-062301981.html
ドコモの新プラン発表でにわかに厳しい立場になった楽天ですが、
狭い国内カバー範囲を挽回するためか、スペースモバイル計画を立ち上げました。
3月に資本業務提携を行った、米AST&Scienceのサービスがベースになるそうで、
地表から500~700kmのところに整備する低軌道衛星と通信するような形になるそうです。
遅延は物理的に数十msecはどうしてもかかると思われますが、
(5Gでは数msec程度なので速度的には1桁違いますね。)
現状の4Gでもその程度の遅延は発生していることを考えれば、問題ない程度ということなのだと思います。
ただ、基本的には回線容量の問題があるので、
衛星通信がメインストリームになるわけではなく、基本は地上の通信設備を使いながら、
圏外になるエリアでは衛星通信に切り替える形になると思われます。
端末の面では、小型の衛星通信のできるスマホ自体が世間に出ていないこともあり、
これもメーカーと調整して楽天側でオリジナルモデルとして作るのではないかと思います。
かなり野望的な取り組みですが、これくらいやらないと遅れが取り戻せないというほど
3キャリアの寡占が進んでいるということの裏返しでもあるように思います。