米当局、カスペルスキーや中国移動を「安保上の脅威」と認定
米当局、カスペルスキーや中国移動を「安保上の脅威」と認定
https://jp.reuters.com/article/usa-fcc-security-idJPKCN2LN090
ウクライナ侵攻の件を受けて、
米連邦通信委員会(FCC)はがロシアのセキュリティーソフト大手カスペルスキー、
中国電信(チャイナ・テレコム)米州、中国移動(チャイナ・モバイル)などを
国家安全保障に対する脅威と見なす通信機器・サービス業者のリストに追加したそうです。
かつては華為技術(ファーウェイ)や中興通訊(ZTE)などもリストに入って
ファーウェイがAndroidを使えなくなったことが記憶にありますが
カスペルスキーがロシア企業として初めてこのリストに入ったようです。
カスペルスキーはセキュリティ関連ソフトを扱う企業で
国内ではおそらくこの動きを受けてNTTが取引から撤退するなど
ロシア産ソフトウェアを手控える動きが広がっているようです。
また、ソフトウェア開発サイドの動きとしてもCS-Cart が2022/3よりロシア法人のSimbrisk Technologies Ltd.から
アメリカ法人のBolide Network LLCに開発とライセンス提供、サポートを移管するなど
ロシア産のソフトウェア離れを回避して拠点を移す動きもあるようです。
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/CS-Cart
これまでOSSなどを利用する際には、あまりカントリーリスクを考慮してこなかったのですが、
ロシア、中国方面に対してこうした規制が強化される流れにあっては、
今後意識していく必要があるかもしれません。