JR四国がQRコード改札を導入するようです。
過去の記事でいくつかQRコード改札を取り上げてきましたが、
これがJR四国にも拡がるようです。

既存の自動改札はそのままで、別途専用の読み取り機を
付けるスタイルのようです。

通学定期券については、証明書類をスマホから画像アップロードが
可能なので、駅窓口などで手続きする点が省けるのは、
メリットの一つといえそうです。

ただ記事を見たところそれ以外のメリットがあまり見当たらず、
アプリ開発と、専用の読み取り機にかかるコストを考えると
採算を取るのが厳しいように思えます。

過去に取り上げた記事では、既存のコード決済が
そのまま使用できるため、外国人観光客がターゲットになりそうです。
ですがJR四国の場合は、日本語のスマホアプリをダウンロードして、
そのアプリ上でQRコードをスキャンさせる仕組みなので、
外国人観光客を取り込むのは難しそうです。

JR四国のここ最近の損益を見たところ、2021年度は大赤字ですが、
2022年度は一部持ち直しているようです。
これは四国アフターディスティネーションキャンペーンの
開催による観光収入の増加のようです。
本アプリもそうした層の取込を狙っているのかもしれませんが、
普通に交通系ICを使う人がほとんどなのかもしれません。

<元記事>
JR四国、QRコード改札導入 切符アプリ「スマえき」で対応
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1488148.html