ステーブルコインを日本で発行へ、MUFGが複数の国内外企業と準備
ステーブルコインを日本で発行へ、MUFGが複数の国内外企業と準備
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-06-23/RWA1CXT0G1KW01
MUFGが旗振りでステーブルコインの発行に動いているそうで記事をシェアします。
ステーブルコインとは仮想通貨とは異なり、
現物資産の日本円の裏付けがあることで価値の安定を図ることが特徴です。
これは6月1日より日本国内で法定通貨を裏付けとするステーブルコインを発行可能とする改正資金決済法が施行されたことにより
可能になったことのようで、法改正含めて準備が進んでいるという印象です。
MUFGは独自コインを発行せずにProgmat(プログマ)なるプラットフォームを展開し、
なるべくMUFG色がない形で展開したいとしているようで、ほかのメガバンクも巻き込んで
合弁会社で運営する方向のようです。(銀行はMUFG、三井住友、みずほの3行、証券でJPX、SBI、システムにNTTData)
https://www.jpx.co.jp/corporate/news/news-releases/6020/co3pgt0000003tsa-att/press_release.pdf
なお技術的な面では、NTTデータがDataChain社と組んで取り組みを進めているようで、
DataChain社はMUFGなどが出資しているようです。
また、それぞれのブロックチェーンのシステムとの相互やりとりする仕組み(クロスチェーン)も
考えられているそうで、そこはTOKIという会社が絡んでいるようですが
まだまだ具体的な話は先になりそうです。
メガバンクがそれなりの資本を投入して実施しているものですし、
国策の面もあると思いますので、今後も引き続き注目される分野だと思います。