ネコポス・クロネコDM便終了 ヤマト、日本郵便の配送網活用へ

ネコポス・クロネコDM便終了 ヤマト、日本郵便の配送網活用へ

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1509790.html

ヤマトのネコポス、クロネコDM便が終了とのことで記事をシェアします。

ヤマト運輸が取り扱っている「クロネコDM便」のサービスが24年1月31日に終了、

「ネコポス」が’23年10月から順次終了となるようです。

今後は日本郵便が取り扱う「ゆうメール」を活用した新サービス「クロネコゆうメール(仮称)」

としてヤマト運輸で取り扱いを開始するそうでヤマト運輸が荷物を預かり

日本郵便の引受地域区分局に差し出し、日本郵便の配送網で届けるというスキームのようです。

もともと200円くらいの単一価格帯で荷物を送れるということ自体が激安だったので、

おそらく採算はかなり厳しかったと思われ事実上のヤマトの撤退と考えることができると思います。

少子高齢化、過疎化などが今後も進むので全国区でやっている個人向けの配達は

おそらく協業の動きが進んでいくことになるのではないかと思います。

これまで大手3社でバランスが保たれていたところにユニバーサルサービスを課せられている日本郵便に

儲からない領域は民間企業がよりかかるみたいな構図になると価格競争圧力がなくなりますし、

日本郵政自体は民営化・上場されていますので赤字でユニバーサルサービスを継続するということは考えにくいです。

ですので、採算ラインに乗せていくためにもプレイヤーが減って値上げが加速していくことになるのではないでしょうか。

また、歴史を紐解くとヤマト運輸が切り開いた宅配便市場は

規制当局との闘いの歴史であり、日本郵便とヤマトは基本的に仲が悪い組み合わせなので

手を取り合って協業していくというのは割と象徴的な出来事のように感じます。

参考:https://business.nikkei.com/atcl/report/15/110879/010600202/?P=2

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