LINE、中国での開発を終了 保管データは日本へ完全移行

LINE、中国での開発を終了 保管データは日本へ完全移行

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2103/23/news124.html

LINE社の開発・運用を委託している会社が

個人情報等へのアクセスを行っていたとされる案件で、

LINE社の記者会見があったそうで、記事が出ています。

中国は国家情報法に基づいて現地法人は政府よりサーバのデータの情報を提供を

義務付ける法律があることから、中国からのデータアクセス可能だった点はまずかったと言えますし

韓国企業からのサーバアクセスが行えていたというのも

センシティブな情報を扱う上では配慮が足らなかったということだと思います。

また、中国での開発を行っていたということのほかに

現在は韓国にサーバーが設置されており(もともと韓国Naverから派生していますので・・)

こちらも国内に移していくとのことです。

一方でシステム開発の目線で考えれば、オフショアで開発を委託する際に

検証サーバにアクセスできるよう許可するというのはそんなに変な話ではないので、

検証サーバーに個人情報等のセンシティブなデータがないようにクリーンにする必要がある

ということだと思います。

個人的にはLINE自体はもともとベンチャー系のメッセージングの会社だったわけで、

金融や行政との連携といったところの領域でも活用していくと文脈になったときに

求められるコンプライアンスの水準に達していなかったかなと感じます。

しかし、Facebookやgoogleのサービスを使っても結局アメリカへデータは流れるわけで、

国産のメッセージングサービスがあるというのはある意味では恵まれている話なので

これを機に改善が進むとより安心して利用できると感じます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です