マイクロソフト、マイクロサービス開発を容易にする「Dapr」をオープンソースで公開。
マイクロソフトは、マイクロサービスアプリケーションの開発を容易にするためのフレームワーク「Dapr」を
https://www.publickey1.jp/blog/19/dapr.html
オープンソースとして公開しました。現在アルファ版となっており、多くの開発者の協力を求めています。
マイクロサービスアプリケーションは、「マイクロサービス」あるいは単に「サービス」と呼ばれる、それぞれがアプリケーションを構成するための機能を提供する多数のプログラムが疎結合によって連係することで実現されます。
それぞれのサービスはWebサーバのようにステートレスなものもあれば、データベースサーバのように状態をつねに保持するステートフルなものもあります。
また、それぞれ異なるプログラミング言語で開発されたサービスがお互いを呼び出し、メッセージをやりとりする必要があります。
マイクロサービスアーキテクチャに注目が集まっていますが、
インフラ面ではデファクトは定まってきているものの、
アプリケーションレイヤーでは、まだこれというものはないのではないかと思います。
Daprはサービス間呼び出しやメッセージングの機能を提供するものだそうで、
大きな組織で開発するならこうしたアプリケーションフレームワークは必須だと感じます。
個人的にはGoogleがオープンソースで出してくれたりするのかなと思ったのですが、
意外にもマイクロソフトがオープンソースで公開を開始したそうで、
まだまだアルファなのでどうなるかわからないところではありますが、
デファクトが何になるのか今後の行く末が気になるところです。