ヤフーとLINEの経営統合が正式発表

■記事引用
ヤフーとLINEの経営統合が正式発表
https://japan.cnet.com/article/35145510/

ヤフー親会社のZホールディングス(ZHD)とLINEは11月18日、
経営統合することを正式に発表した。

両社は、18日に開催したそれぞれの取締役会において、両社グループの経営統合について、
資本提携に関する基本合意書を締結することを決議したとしている。
2019年12月をめどに、最終資本提携契約を締結することを目指して協議・検討を進めていく予定だという。

また、この経営統合を実現するため、ZHDの親会社であるソフトバンクと、LINEの親会社である韓国NAVER Corporationは共同で、
上場しているLINEの非公開化を目的とした株式公開買い付け(TOB)を実施。すべての対象株式を取得するとしている。ソフトバンクとNAVERは、50%ずつ出資する新会社を設立する予定。

両社は「インターネット市場においては米中を中心とする海外企業が圧倒的に優勢であり、企業規模を比較しても中国を除くアジア諸国や日本の企業と大きく差が開いているのが現状」と指摘。
それぞれのグループの経営資源を集約し、統合会社において様々な事業領域におけるシナジーを追求するとともに、AI、コマース、Fintech、広告・O2Oなどに対して、さらなる投資をすることで、
「熾烈な競争を勝ち抜くことができる企業グループへと飛躍する」と狙いを説明した。

○参考記事
「ヤフーとLINE首脳の真意は?」衝撃の経営統合会見で語られた5つの重大要素|BUSINESSINSIDER
https://www.businessinsider.jp/post-202700

ヤフーとLINE「統合」はバラ色の未来を描けるか アジア市場への足がかりとブランド整理の思惑 – 東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/314993

ヤフーとLINE、統合の裏に「GAFAに負けっぱなし」への危機感 世界で勝つ戦略とは? – ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1911/19/news054.html

ヤフー×LINE経営統合は「グローバルテックジャイアントへの危機感」 – Impress Watch
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1219244.html

2020年10月ころを目標に、Zホールディングス(Yahoo)とLINEの経営統合が正式に発表されました。
PayPayとLINE Payの関係性については、”統合後にならないと詳しいサービスの話はできない”
と何度も発言があったように、具体的なところはまだ不透明のようです。

PayPayについては、100億円の還元などでマーケティングを打ち続け、浸透を見せてきてはいます。
しかしまだ収益化が見えてきておらず、今回のLINEとの統合を図り、QR決済において優位な立ち位置に立つことを目指すように想像できます。

また会見の中では、「GAFA」(Google、Amazon、Facebook、Apple)と「BAT」(Baidu、Alibaba、Tencent)
に対して挑んでいく会社を作るという意味で、”「日本・アジアから世界をリードするAIテックカンパニー」を目指す。” ということを打ち出していました。

しかし、現時点では唯一、両社が活かせるものとして言及されたのは、防災・減災についての取り組みくらいで、今後の動きについてはあまり開示されていません。

具体的な施策として、「GAFA」と「BAT」にどう立ち向かっていくのか、そして、AIテックカンパニーとは何かを早く知りたいところです。

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