マイクロソフト、危険なドメイン「corp.com」を購入–悪用を防ぐ

■記事引用
マイクロソフト、危険なドメイン「corp.com」を購入–悪用を防ぐ – ZDNet Japan
https://japan.zdnet.com/article/35152044/

セキュリティ研究者のBrian Krebs氏が米国時間4月7日に伝えたところによると、
Microsoftはcorp.comという危険なドメイン名が悪人の手に落ちることを防ぐために、
当該ドメイン名を購入したという。同社は購入した事実を認めているが、価格については明らかにしていない。

 Krebs氏は2月、26年前にcorp.comドメインを購入したMike O’Connor氏が、170万ドル(約1億8500万円)
の開始価格で同ドメイン名をオークションにかけたと伝えていた。
このドメイン名が問題となるのは、企業の管理者が「Active Directory」を設定する際に任意のドメイン名として
一般的なドメイン名(corp.com)を使用した場合、企業の「Windows」搭載PCから送信されるパスワードや電子メールを
はじめとする機密情報が当該ドメインの所有者の手に渡ってしまう可能性があるためだ。

Microsoftがインターネット上のドメイン名”corp.com”を取得したそうです。
ActiveDirecrtoryで管理されると”corp.com”がデフォルトで設定されてしまうことがあり、 “corp.com”が設定されたPCがインターネットに直接接続されると、名前衝突と言われる現象が発生し、PCは社内ネットワークではなくインターネットの”corp.com”から必要なデータを得ようと動きました。その結果、機密情報を取得されてしまう可能性がある危険性が指摘されていました。

この”corp.com”を購入した起業家は1990年代に無害そうなドメインとして購入したものが今やセキュリティの重要なものとなるとは想像はできなかっただろうと思いました。落札額は億単位と言われており、インターネットがどれだけ人の生活に欠かせないものになっているのか、改めて気付かされました。

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