海外で進む「オンプレミス回帰」 その背景に何があるのか
調査会社のIDC Japanは20年3月の発表で、19年の国内のパブリッククラウドサービス市場が対前年比22.9%増の8778億円に達したと推定。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2005/04/news002.html
さらに24年の同市場は、19年の2.4倍にあたる2兆644億円に達すると予測している。
ところが海外に目を向けると、近年「オンプレミス回帰」という言葉がささやかれるようになっている。
文字通り、クラウドを利用して構築していたシステムを、オンプレに戻すという意味だ。
エリック・シュミットが「大きな機会」と評し、実際に市場拡大が進んでいるクラウドコンピューティングに対して、
人々の意識はどのように変化しようとしているのだろうか。
海外ではオンプレミス回帰(Cloud Repatriation)なる現象があるそうで、
クラウドに移行したけどやっぱりオンプレミスに戻す動きがあるようです。
海外ではクラウド移行がある程度進んでいて揺り戻しの動きが出ているということかと思いますが、
一方、日本ではそもそもクラウドへの移行自体がそこまで進んでいないということもあり、
一周回ってこれまで通りオンプレでよかったよね、という話にならないかちょっと心配なところがあります。
やはりクラウドのほうが圧倒的に管理は楽ですし、小規模でそこまで信頼性が求められないものを
気軽に構築できるフットワークの軽さは、日系企業にこそ必要な要素かと思います。
個人的にはWEBのような負荷の変動性が高いようなIT資産は
基本的にクラウドでの運用で、基幹システムのような内向きのものは
オンプレのままでいいんじゃないかと感じます。