NECは複数企業の荷物を同一トラックで運ぶ取り組みを実現するため、
共同利用型のサービスプラットフォームの運用実証を行うようです。
参加企業は以下の通りです。
・花王
・日通NECロジスティクス
・三井倉庫サプライチェーンソリューション
・横河電機

現在でも一部において共同輸配送の取り組みは始まっているようですが、
条件に合致する企業の探索や条件の調整、オペレーションの煩雑等が課題で、
大規模な取り組みにはなっていないようです。
NECの取り組みは、サービスプラットフォームでデータを一元管理し、
AIを活用することで、グループ候補の自動抽出や、条件調整・最適化による
運行計画の自動作成等を行えるようになります。

共同輸配送の仕組み自体はトラックの無駄なスペースの活用、
それによるCO2の排出量削減などメリットはたくさんありそうです。
ただ、問題発生時の対応や責任については気になるところです。
プラットフォームの障害や、輸配送中の事故などです。

運用実証は2023年9月～2024年3月まで行うそうで、
こちらの結果次第では「2024年問題」に対して手助けできるかも
しれませんね。

<元記事>
「他社の荷物」も一緒に運んで効率化 NECがAI活用のプラットフォーム
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1530698.html