マイナポイント「使われすぎ」、セブン銀行の悲鳴 制度の落とし穴にはまり数10億円もの損失発生

マイナポイントについて、興味深いニュースが出ていたので、
取り上げたいと思います。
マイナンバーカードを取得した人に、各種キャッシュレス決済で利用できるポイントを
付与するキャンペーンが2023年9月まで行われていました。
しかし、この結果セブン銀行が12億円ほどのマイナスを計上し、
利益が吹っ飛んでしまうことになったようです。これは多くの人がマイナポイントをナナコに使用したことと、
ポイント失効率に対する見極めの甘さが挙げられます。◆マイナポイントキャンペーン制度設計
・ポイントを利用先として、指定された事業者は、
 ポイント付与額を売上高から控除したり、費用として計上する
 ※これをしないと、事業者持ち出しとなり、単純に使われた分だけ損するため
・一方でポイントには失効がある。
 利用先として指定された分全額を国が補助するとなると、
 ポイント失効した分が、事業者の利益となってしまう。
・そこで、過去数年の利用実績に基づくポイントの「失効率」を
 事前に提出させ、ポイント利用みなし分を補助金としてあてがうことになった。ナナコポイントにも当然失効期限があり、失効率を計算して、
補助金を申請していたが、予想以上にポイントが利用されて、
赤字になったそうです。確かに一般的なポイントだったら、都度使う人、貯めて使う人、忘れて失効する人など
それぞれいそうな気がします。
ただ、マイナポイントの場合は、ポイントを使うことが目的で、
マイナンバーカードを取得する人が多いので、あまりポイントが失効することは
無いのかなと思います。恐らく今後事後補正で補助金を受け取れる仕組みにはなる可能性はある思いますが、
ナナコからすると、今回使われたことで今後の継続ユーザーがある程度見込めるのなら
悪い話では無いのかもしれませんね。<元記事>
マイナポイント「使われすぎ」、セブン銀行の悲鳴 制度の落とし穴にはまり数10億円もの損失発生
https://toyokeizai.net/articles/-/745062

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